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『甦る炭鉱の記憶』展







市立小樽美術館で開催中の『甦る炭鉱の記憶』展を鑑賞してきました。今は無き夕張市美術館の収蔵品を中心に、炭鉱・炭鉱町に縁のある作家による美術作品群が展示されています。
小樽は、かつて幌内から手宮まで鉄路で石炭輸送を担った歴史があり、空知の各産炭地と繋がっていました。当時は幌内線をはじめ鉄路が石炭と人の輸送を担いましたが、閉山後その多くは役目を終えていきました。そのため、空知管内には多くの廃線跡があり、駅舎やホーム、当時のSLが残っている場所もあります。

本展は、北海道の近代化・石炭運搬の一躍を担った小樽の地で、炭鉱をテーマとした道内作家中心の展覧会として見応えのあるものでした。
近年、炭鉱をテーマとした美術展という意味では、目黒区美術館の『文化資源としての炭鉱』、原爆の図丸木美術館の『坑夫・山本作兵衛の生きた時代』がありましたが、それらとはまた異なる作家を交えつつ地元北海道ならではの切り口で、道内作家の中でも特に畠山哲雄さんを中心に据えながら構成されていました。あくまで「北海道の炭鉱」に限定した美術展という意味では、本展開催の意義を強く感じました。

かつて夕張市美術館で開催された展覧会に出品されていた岡部昌生氏・佐藤時啓両氏の作品とは15年ぶりくらいに再会し感慨深いものがありました。両氏と、彼らと夕張の結節点になった風間健介氏(先日亡くなりました。彼については改めてテキストを書きたいと思います)の作品・活動に、90年代当時衝撃を受けた者として、時を経てこのような展覧会が開催された事を嬉しく思いつつ、会場を後にしました。


(菊地)

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  • 2019.10.11 Friday
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