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大牟田市 石炭産業科学館 COAL PAINT[コールペイント]プロジェクト

研究員の國盛です。 11月にかけて、三井三池炭鉱のまち福岡県大牟田市で 使われなくなった炭車を、市のみなさんと一緒に 新しい野外展示物(インスタレーション)に生まれ変えるワークショップ COAL PAINT Project [コールペイント・プロジェクト]を行っています。 三井三池炭鉱の三川坑から、閉山時に引き上げられ、けれども 10数年雨ざらしになってしまっていた近代化遺産の一つに炭車がありました。 こちらの炭車の錆を落として、塗装用のCOAL PAINTを新たに考案し、 ワークショップとして市民の参加者の方と塗り替えよう!というものです。 「COAL TOUR BUS」が元のアイデアとなってできた企画でした。 大牟田市教育委員会の中村渉さんが事業としてお話をまとめてくださり、 また石炭産業科学館の湯汲知土史館長や、中野浩志さんに多大なご協力をいただいています。 現在は炭車の準備、告知や従来のCOAL PAINTワークショップ、 えのぐの考案などなどを行っています。 8月28日午後6時 まずは炭車の移動です。会社の事務所が三池炭鉱の三川電鉄変電所という、 株式会社サンデンさんのご協力をいただきました。 ダイナミックな現場です。 石炭産業科学館の前に移動します。 大変重いのですが、場所をああでもない、こうでもないと言っておりましたら すっかり遅くなってしまいました。 けれども、とてもいい場所に設置できました。 翌日朝10時 炭車のサビ落としを行います。10数年分のサビです、 グラインダーや、かなずちで、あかすりのように落としていきます。 炭車には、大人4人程は軽々入れます。 夏真っ盛りの日、みんな汗だくで、顔も鼻も黒で、気分は現代の坑夫です。 番号や鉄の表面が表れてきました。 番号は車検の期日を示すものと、炭車の車種を示すものだそうです。 仕上げに水洗いです。館長さん自ら、終日お付き合いくださいました。     8月31日 朝10時 今日は、COAL PAINT塗装前の下地塗りです。 予定しているワークショップでは灰色のえのぐをつかうので、 塗りがいがあるように、ライトグリーンです。 ボランティアに来て下さった、メイクさん。ハケ使いが流石でした。 午後からもボランティアさんが来て下さいました。                                                     ようやく完成! みなさん大変おつかれさまでした。 展示場所は、石炭館のエントランスすぐで、かつ 隣の閉館した遊園地の壁が掲示板に使える場所にしました。 なんだか遊園地のアトラクションのような炭車の姿です。ピースフル!おてんきCOAL PAINTワークショップ2009 ー 石炭灰えのぐで炭車を塗ろう!ー 日時:  11月1日(日)PM12:30 〜 16:00 [雨天決行] 場所:  大牟田市石炭産業科学館       〒836-0037      福岡県大牟田市岬町6-23  TEL 0944-53-2377 FAX 0944-53-2340 定員:  25名(10月18日から上記の番号で、電話予約受付可能)       参加者は、記念に三池炭COAL PAINTで、炭車に名前を記入することができます!      見学はご自由にできます。 講師:  國盛 麻衣佳 主催:  三井三池炭鉱の「近代化遺産」を活かしたまちづくり実行委員会 協力:  グリーンランド開発株式会社 株式会社サンデン       ニッカー絵具株式会社  三池テント広告   

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  • 2024.03.25 Monday
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