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山口(宇部・美祢)コールマインリサーチ

室長の菊地です。先日、山口リサーチに行ってきました。
10・11月に宇部・美祢の炭鉱マチをフィールドとしたプロジェクトを展開するための下見リサーチです。秋吉台国際芸術村様&宇部ときわミュージアム様との連携プロジェクトになります。

宇部・美祢炭鉱は、北海道とも九州とも異なる、独自の歩みがありました。では、簡単なレポートをご覧ください。


▲山口県観光交流課の吉井様が炭鉱遺産を案内してくださいました。他の産炭地同様に宇部・美祢においても、産業遺産を観光に活かそうという動きがありました。


▲宇部興産(炭鉱から出発した地元企業)の敷地内にはいくつもの炭鉱遺産が現存していますが、許可がないと入れません。観光課が主催するツアーではこれらを見学できるのが大きな魅力だと思います。


▲これも宇部興産敷地内に保存されている立坑ヤグラ。


▲炭鉱の繁栄を支えた旧宇部銀行。








▲宇部炭田の情報が最も集まっている石炭記念館。なんと立坑ヤグラを移設してエレベーターと合体させて展望台にしているという珍しい事例です。


▲敷地内には炭鉱で使われていた設備が展示されています。結構楽しめます。


▲内部では炭鉱関連の資料が2フロアに渡って展示されています。この地方独自の採炭技術なども模型やイラストで紹介されていて興味深いです。


▲そしてなんと模擬坑道もあります。


▲ご存知(?)鉄柱カッペ。


▲噂の展望台。案内をしてくれた管理人は元炭鉱関係の方。


▲展望台から見たときわ公園。海も含め、宇部市街が一望できます。


公園内には萩原守衛の「坑夫」像があります。湖底には元禄時代の露天堀の跡があるとか。




▲元宇部興産で炭鉱に関わっておられた浅野様にお話を聞かせていただきました。氏は「炭鉱を記録する会」を主催し、現在も炭鉱の記憶を記録・編集する活動をされています。


▲「炭鉱を記録する会」が中心となって作成したデータベース。炭鉱当時の写真数千点をデジタル・アーカイブ化した大変貴重なものです。


▲美祢の郷土博物館。規模は小さいながらも、炭鉱と発展してきたマチの歩みが紹介されています。




▲関連資料。特別に中を見せていただきました。


▲市街地にある旧繁華街の跡。


▲往時の繁栄が感じられます。いわゆる遺産だけでなく、マチの様々なところに見え隠れする炭鉱の記憶をリサーチしてみたいですね。

宇部は海底炭鉱で、炭層は水平ながら薄く、炭質も北海道や九州と比べるとよくなかったようです。そのため、早くから石炭以外の事業(主に工業)に積極的に乗り出していった事で今日の宇部興産&工業都市宇部の発展があるようです。また、美祢の方では国内屈指の無煙炭が出たため、海軍が積極的に開発した経緯があるようです。
興味深いのは、宇部興産が炭鉱閉山後も石炭によるビジネス(輸入炭の販売)を行っており、宇部興産の港には国内最大規模のコールセンターを有し、現在進行形のコールビジネスを行っている点です。他の炭鉱マチでは”石炭で栄えたのは昔の話”ですが、宇部では現在も石炭でビジネスを行っているのです。今後の展開を考える上で、このあたりが一つヒントになってくるような気がします。

以下、おまけ


▲コールマインスイーツ。他の産炭地とは異なり、お洒落なチョコレートケーキです。これも珍しい!


▲「くじらのさえずり」 なんと鯨のタン(舌)がこのあたりではよく食べられているそうです。

今後の山口でのプロジェクトご期待ください!(菊地)

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  • 2019.10.11 Friday
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