旧夕張市美術館収蔵品セレクション展について

すっかり遅くなりましたが、「Hello yubari」展にご来場いただいた皆様、ありがとうございました。
会期中に滞在出来なかったのですが、来場者アンケートを見せてもらい、様々な鑑賞者の反応を受け取る事が出来ました。

当然ですが1回の展示で紹介出来る作品に限りがありますので、今後シリーズ化して2回・3回と続けながら、コレクションの魅力を多角的に紹介・共有したいと考えています。
今回は手探りの中で初めての試みという事もあり、手が回らなかったところもありました。一つは情報発信。チラシとポスターをアレンジするので精一杯だったのですが、昨今の展覧会はフィジカルの紙媒体よりも、ウェブ上でしっかり情報にアクセス出来る事の重要性が増しているので、ネット上での情報発信はマストだと思います。

今後の継続展開も睨んで、まずはこの企画のWebサイトを作成中です。SNSの運用までやる気はないですが、チラシ掲載の情報や展示のアーカイブなど、情報がコンパクトにまとまっているサイトがあった方がよいと考え、シンプルなものですが作成中です。


完成したら報告します。今後ともこの企画をよろしくお願いします。


(菊地)

旧夕張市美術館収蔵作品セレクション展開催中



前回告知した「Hello Yubari 新たな想い」展が開催中です。
夕張市美術館の収蔵作品を(夕張市外で)鑑賞出来る、貴重な展覧会となっています。中でも、夕張を代表する画家の畠山哲雄さんの作品は本展のために油彩画の額縁を新規制作し、油彩画の他にも水彩画・クロッキーと、複数のメディアで夕張の風景を描いた作品群をまとめて展示しており、畠山氏の画業をギャラリー空間で味わう事が出来ます。

展示設営にはコールマインラボ林氏にも全面的にご協力いただき、学生らと共に作り上げました。
会期が短く、今週末(11/12)までとなりますので、是非ご覧下さい。


(菊地)

旧夕張市美術館収蔵品セレクション展開催のお知らせ



菊地が非常勤講師を務める北海道教育大学岩見沢校の敷地内にあるギャラリーにて、旧夕張市美術館の収蔵品(の一部)を紹介する展覧会を開催します。担当授業の一環として、アートマネージメントを学ぶ学生が実践的な展覧会の企画を行うと共に、美術館の閉館後収蔵作品の鑑賞機会が減ってしまった同美術館の素晴らしい作品を一人でも多くの人に見ていただく機会を新たに創出するという目的もあります。

夕張市教育委員会さんの全面的なご協力があっての実現であり、コールマインラボも企画制作全般に渡って協力しています。昨年から何度か夕張に足を運んだり、額縁を制作していたのはこの企画のためでした。企画に関わる学生には、夕張と炭鉱の歴史について過去のアーカイブ映像を多数見てもらったり現地に足を運んでもらい、炭鉱で栄えた時代や夕張に美術館があった時代を知らない世代の皆さんにも勉強してもらいました。

初めての試みとなりますが、シリーズ化する計画もありますので今後の展開にもご期待下さい。
どなたでもご覧いただけますので、是非ご高覧下さい。

詳しくは以下ご参照下さい。
北海道教育大学ウェブサイト

菊地

額縁完成

企画の詳細については、近日中に公開出来る予定です。



(菊地)

額の自作

久しぶりに額を自作しました。
現在準備を進めている企画の一環ですが、この夏は事務所が額工房化する予感がしています。







(菊地)

夕張2023年春

今年度の大学の授業の一環でとある企画を準備中のため、林さんと共に岩見沢と夕張に足を運びました。

雪解け後の早春の時期に訪れたのは本当に久しぶりな気がします。この時期は緑が落ちているため、山深いエリアの炭鉱遺産の撮影のために90年代後半はよく撮影に足を運んでいました。本州住まいとなって以降は訪れる機会が減っているため、行くたびに様々な町の変化を感じざるを得ません。









(菊地)

風間健介遺作展

林さんが東川まで足を運んでくださいました。
逝去後、不定期に風間さんの展示が各所で開かれていました(昨年は都内でも何度か展示されました)が、東川でこのような展覧会が開かれるとは思っていませんでした。開催にご尽力された方々には心から感謝いたします。





あの頃と比べると、炭鉱とアートが様々に展開されるようになりましたが、正直なところ思うところは多々あります。風間さんが満身創痍で奮闘していたあの時代、グループ炭坑夫の一員として間近で見ていた者としては、表現者としての当時の彼の残影を忘れてはいけないと改めて感じています。


(菊地)

風間健介遺作展

2月20日から3月5日まで、東川町文化ギャラリーにて故風間健介(写真家)の遺作展が開催されます。

https://higashikawa-town.jp/portal/photo/topics/128


かつて、風間氏が企画した90年代後半のフォトフェスタの路上展に何度か出品・参加させていただきました。2000年代には会場には行けずとも関東から作品は出品し、芸大時代には久しぶりに現地に足を運んだ事もありました。

2017年の逝去後、何度か写真展は開催されていますが、今回は展示作品数からして大きな規模の展示になるかと思われます。ご興味ある方は是非ご覧いただく事をおすすめいたします。

(菊地)

吉岡宏高さん訃報に関して

NPO法人炭鉱の記憶推進事業団理事長であり夕張市石炭博物館館長も務められていた、吉岡宏高さんが急逝されました。突然の知らせに大変驚いています。
吉岡先生とは、東京都現代美術館「川俣正 通路」展においてコールマインラボ企画のトークイベント(川俣正+吉岡宏高+菊地拓児)にゲストとしてご参加いただいたのをきっかけに、岩見沢にオープンした炭鉱の記憶マネジメントセンターでの展示企画やツアーにお招きいただいたり、八戸の工場×アートにご協力いただいたりと、本当にお世話になりました。他にも目黒区美の炭鉱展や三笠プロジェクトをはじめ、様々な場面で炭鉱というキーワードを通じてお付き合いの機会がありました。

コロナ禍の影響もあり、近年は直接お目にかかる機会がなかったのですが、今夏にコールマインラボの林氏と共に夕張市石炭博物館を訪れた際に偶然お会いする事が出来、同博物館を舞台にパワフルに活躍される様子をたのもしく感じ入ったばかりでした。
空知の炭鉱遺産をとりまく今日の状況において、吉岡先生の存在と求心力はとても大きなものであったと思います。吉岡先生のエネルギッシュな実行力と周りを巻き込む熱意、長年に渡る継続的なご尽力には本当に頭が下がります。

夕張に関して、ある企画を準備中(お会いした際に吉岡先生にもお伝えしました)ですので、しっかり着地させなければいけないと改めて感じています。

まだ気持ちの整理がつかない状態ですが、謹んで心よりご冥福をお祈りいたします。

(菊地)

第55回三笠市民文化祭



去る10月8日&9日に三笠市民会館で開催された、第55回三笠市民文化祭にて、三笠ふれんず有志メンバーにより「川俣正 ヤマプロジェクト」の展示が行われました。
※川俣氏は三笠市文化協会の会員です。
 
三笠ふれんず事務局長の発案により、三笠プロジェクトのインスタレーションで使用された炭住マケットを数百個使用し、川俣氏の意向も取り込みながらズリ山を思わせる造形を作り上げました。
コロナ禍以降、集まっての作業がストップしたままでしたが、久しぶりの制作となりました。


(菊地)

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