『三笠ふれんず』第5期会員募集

北海道インプログレスとは、美術家 川俣正が中心となり北海道で現代アートの新たなあり方を実践する長期型アートプロジェクト。会員制支援組織『三笠ふれんず』(北海道インプログレス・プロジェクトイン三笠&岩見沢を支援する会)の資金によって取り組む、会員制のプロジェクトです。

この度、『三笠ふれんず』第5期の会員募集が始まりました。会費を払うと、年齢性別国籍に関係なく、どなたでも会員になる事が出来ます。会員には、作家による限定の会員特典が進呈される仕組み。これまで第1期から3期までは、作家によるプランドローイング、4期には限定の作品図録を進呈してきました。今回募集する5期は、特典としては初の立体物になります。














三笠プロジェクトで制作したインスタレーションの1/100レプリカ模型です。実際の作品制作でも中心を担った作家(川俣正・菊地拓児)の共同制作によるものです。レプリカ模型では、菊地が原型を起こし、川俣氏が一点ずつ着彩しています。












▲川俣氏の着彩が施された完成画像。ベースにサイン入り。クリアケース付き。


また、通常は1口1万円の会費を、3口(3万円)以上お支払いいただいた方には、豪華版を進呈いたします。
1口の通常版は、川俣氏による”昼の炭鉱町”のレプリカ、3口以上の豪華版はコールマインラボによる”夜の炭鉱町”レプリカもセットになった豪華版となります。








是非、ご入会下さい。申し込みはこちらから。
北海道インプログレス ホームページ 三笠ふれんず入会


(菊地)

毎年恒例の会員限定講座

そして夜は、恒例の会員限定現代美術講座inやきとり三船。今年は講座は無しで、会員とディスカッションする場に。 ますネーミング。岩見沢プロジェクト始動にあたり、「三笠ふれんず」という名称を変えるかどうか。皆さんの意見を集約し、ほぼ変えない事に。ほぼ、についてはここでは割愛しますが。

そして前日に続いて岩見沢プロジェクトのプランニング。岩見沢で、何をするか。前日のラフプランを基に、場所の候補や展開するスパンなど、大変おおざっぱですが方向性が共有されたように思います。勿論、インプログレスなのでどんどん変わっていくと思います。むしろ、どう転がって、変化していくかが面白いところ。三笠プロジェクトでも、当初の青写真の何割がそのまま形になったかと言えば、半分以下です。ただ、大元の着想については一貫していましたので、岩見沢においても初回のプランニングは(ある意味では制作よりも)重要なものです。
二夜に渡るプランニングを経て、翌日はプロジェクトサイト候補地をリサーチ。はてさて、どこで実施出来るでしょうか。









これにて一連のプログラムは終了。作品制作はなかったものの、菊地は滞在中の一週間ずっと展示設営やら看板設置やらトークの準備やら何やら追いまくられていました。三笠からつながる新たな展開のスタートアップとして、それなりに格好はつけられたかな?という感じです。今後は、岩見沢プロジェクト実現に向けた動きになっていくと思います。ご期待下さい。



(菊地)

三笠にて

翌25日は、10時から三笠市文化協会さんとの交流会を実施。協会主催の「文化を語る会」として開催していただきました。50名を越える方々が美園小学校に来場され、インスタレーションをご覧いただきました。往時の炭鉱町をご存知の方も複数おり、コールマインラボの夜の炭鉱町インスタレーションをご覧になって「昔を思い出しました」と涙を流されていた方も。

また、このプログラムに併せて、協会のご協力により仮設トイレ二台が設置されました!
今後も使用させていただけるとの事で、長年課題となっていたトイレ無い問題がようやく解決しました。



午後は、川俣&菊地&ふれんず事務局長O氏の三名で美園小に残り、第5期会員特典の仕上げ作業。初の立体物。三笠プロジェクトインスタレーションの1/100スケールのレプリカ模型です。
今回のレプリカ模型は、造形を菊地が行い、着色などのフィニッシュワークを川俣氏が担当。実際のインスタレーション作品と同じく、二人の作家の共同制作によるものです。

以下は原型。






「30分くらいで出来るんじゃないかな」と豪語していた川俣氏ですが、事前にテストをした菊地の感触としては「結構難しいですよ」。結果、五時間近くかかりましたが、手抜きなしの仕上がりです。現時点では数に限りがありますので、入会を希望される方はとにかくお早めに!


作業風景






完成版


3口以上入会限定の夜景。暗闇で光ります。



今回を逃すと、お渡し出来るのが早くて半年後。場合によっては一年かかるかもしれません。ぜひご入会下さい。

次回でラスト。メインイベントです。


(菊地)

岩見沢プロジェクト始動

7月24日に開催された川俣正トーク&プロジェクトプランニングワークショップの様子です。
午前中、炭住マケットの組み立てワークショップを学生主導で開催。川俣氏到着後、駅舎1階のイワホにて昼食をとりながら打ち合わせ。そしてポストカードセットに川俣&菊地がサイン入れ。今回、イワホにてポストカードセットと図録を販売していただいているのです。初お披露目のポストカードセットは、三笠プロジェクトらしいオリジナルケースに、7枚のポストカードと全プランドローイングのインデックスポスターがセットになって一個1500円です。






定刻15時よりトークスタート。始めに川俣氏がこれまでの作品をスライドご紹介し、その後は岩見沢プロジェクトのアイデア出しへ。







背景に広がる夏の青空と巨大なメタセコイアとのコントラスト。


川俣氏が提唱したプランに皆で意見を被せていきます。なんと、2009年にミカサモダンアートミュージアムで実施した(最初の)プランニングワークショップのアイデアが復活。さて、それは何でしょう? 当ブログの過去記事を遡っていただければ分かります。




終了後、参加者にもご協力いただきドキュメント展の撤去搬出。さらにコアメンバーで夜の町へ流れていきました。。。毎度ながら、ここにはとても書けないようなワードが飛び出したりいつものアノ人がまた暴走したりというカオス空間に。
岩見沢プロジェクト始動にあたり、皆さんの熱気が噴出していました。次回は第5期会員特典の仕上げ作業の様子を。


(菊地)

北海道インプログレスドキュメント展

7/23-24に開催したドキュメント展の様子です。写真と映像でプロジェクトを紹介しています。三笠の作品完成後、初のドキュメント展です。
岩見沢は空知の玄関口。来場された方の中には、空知各地の炭鉱町に住んでいた方や炭鉱につながりのある方もいらっしゃいました。この場所ならではの反応ですね。

会場で炭住マケットの組み立てワークショップを随時実施し、子供達が参加してくれました。








トークの様子はまた次回。

(菊地)

木馬登場

前回の記事で予告した「あるもの」とは、2002年のデメーテルに川俣氏が出品した「不在の競馬場」という作品の木馬でした。現在は、三笠市にあるミカサモダンアートミュージアムに展示されているものです。急遽、三笠から搬送して岩見沢駅舎に展示する事になりました。





そしていよいよ、トーク&プロジェクトプランニングのスタート。その様子は次回に。


(菊地)

ドキュメント展

7/23より、北海道インプログレス 三笠プロジェクトのドキュメント展が開催します。一足早くその様子を少しだけ紹介します。是非会場でご覧下さい。





そして明日午後には、とあるものが岩見沢駅舎に登場するかもしれません。

(菊地)

大型看板設置

今年からスタートする岩見沢プロジェクト。これを告知するのに、効果的な方法は何か。三笠ふれんずT氏(岩見沢在住)発案により、駅舎ファサードにベニヤ看板を設置する事に。恐らく、駅舎のガラス面をこのような形で利用したのは初めてなのではないでしょうか。

今日はその設置作業を行いました。三笠ふれんず中心メンバーのT氏&O氏、そしてコールマインラボ菊地&林にて無事施工完了。レンガ、鉄道のレール、ガラスで構成された駅舎ファサードに、ベニヤ板の看板。いい感じですよ。 25日まで。是非、こちらもお楽しみ下さい。







明日は、ドキュメント展の搬入と設営です。

(菊地)

三笠プロジェクト 直筆ドローイング展オープン



本日より、JR岩見沢複合駅舎内にあるギャラリーi-BOXにて「川俣正 三笠プロジェクト 直筆ドローイング展」が始まりました。本展では、三笠プロジェクトで制作した”かつての炭鉱町の風景をモチーフとしたインスタレーション”のプランドローイングを展示しています。



石狩炭田ならではの「起伏のある地形」をはじめ、「規則的に立ち並ぶ炭住」「立坑を中心とした鉱業所」などのイメージが描かれています。実際の作品に反映されている部分も多々ありますので、作家によるイメージの源泉に触れる事が出来ます。

また、7月23日(土)から、影の目玉展示でもある『三笠ふれんず第五期会員特典サンプル』も展示します。初の立体物となる会員特典がようやくお披露目です。是非、ご来場下さい。

そして、本日よりJR岩見沢複合駅舎1階のショップ「IWAFO」にて、三笠プロジェクトオリジナルポストカードセットを販売しています。パッケージも三笠プロジェクトらしいもので、オススメアイテムです。



明日は、岩見沢プロジェクト始動をPRする”あるもの”を設営します。

(菊地)


2016.7.18 福岡県大牟田市 三井三池工業高校 戦前の三池炭鉱と生徒実習の映像が発見されました

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福岡県大牟田市および熊本県荒尾市はかつて三井三池炭鉱によって栄え、
石炭産業を中心とした都市形成がなされていった歴史を持ちます。
明治期には、坑口、竪坑、港湾、鉄道といったものから、自社養成学校といった
次世代の教育機関も設置され、三井工業学校(現福岡県立三池工業高等学校)は
1908年に設立されました。 その高校同窓会である「同帰会」の資料から
戦前の三池炭鉱で生徒が実習している様子を撮影した16ミリフィルムが発見され
映像が復元されました。
7月18日(日)には、カルタックスおおむたで上映会が行われ、発見者である
三池工高の元教諭 鈴木裕和氏と、大牟田市史編纂室長の山田元樹氏らによる
解説や報告と共に公開されました。

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三池工業高校元教諭 鈴木裕和氏による概要の紹介

 IMG_7932
 

フィルムは3巻発見され、軍事教練、各種実習、登校・朝礼・授業・寮生活といった
内容が記録されていました。しかし復元に成功したのは2本で、1本は劣化が激しく
復元が不可能であったとのこと。

フィルムは米コダック社製のもので1928年頃より国内で使用されたものの
日中戦争が開始したことから1937年頃までしか流通せず、この時期に撮影された
ことが考えられました。さらに鈴木氏は学校の記録と照らし合わせ、1934年頃で
あろうと特定されます。当時の三池工業学校は、技術者養成学校として
採鉱科、電気科、機械科、電気科の4科が設置され、三池炭鉱や関連工場といった
実際の現場で実習できる専門性の高さなどから、全国から受験生が集う難関
学校でした。
 

実習は夏休みの長期休暇を利用し、夏期実習として現場に配属され、20日〜1ヶ月
の間行われていたとのこと。採鉱科の実習は、四ツ山坑、万田坑、宮浦坑で行われ
ダイナマイトの扱い、仕繰り、採掘、運搬が行われ、測量や採土実習が
記録されていました。
機械科の実習は、三池製作所での工作や、三池港でのダンクロローダーという
石炭積載器の運転、三池港閘門に油を差すといった実習が行われていました。
電気科では、四ツ山発電所での実習、応用化学科では染料工場や煉瓦工場での
生産実習が記録されていました。
 

映像の中には、1925年から開始された軍事教練という科目の様子もありました。
戦時体制下に備えて陸軍の将校以上の者が教師として配属され、
銃を扱う様子や、行進、体育、査閲の様子が記録されていました。

戦前の炭鉱の様子が映像として記録されている事例は珍しく、貴重であるとの
こと。 会場には、三池工業高校のOBも多く見受けられ、様々な意見が
交わされていました。

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当日は大牟田市立図書館、カルタックスおおむたの3階で上映会が行われ、
会場は満員で立見でも一杯でした。

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映像は損傷が激しい箇所もありました。無音の記録映像です。

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当日配布されたフィルムの静止画資料より



昨年の2015年は終戦から70年という節目の年であり、また来年の2017年には

大牟田市は市制100年を迎えます。この時期に、戦時下での炭鉱の映像が
発見されたことは、私たちに多くの示唆や考えるべきことを示しているように
感じました。映像の中には、すでに失われた施設も多く記録されており
当時の様子をより一層感じられるものとなりました。
映像は同帰会が管理していますが、行政による活用や公開に賛同されている
とのことで、今後この映像が様々な場面で検証され、活用され、受け継がれて
ゆくことが期待されます。

 

國 盛 

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